シグナスX系のスクーターはオイルポンプからシリンダーヘッドに上がってくるエンジンオイルを分岐させて、ロッカーアームとカムにエンジンオイルをかけ流す改造になります。
途中で追加オイルクーラーを経由しても良いし、追加オイルフィルターを経由しても良いでしょう。
私はロッカーアームの破損とカムの山かけ予防の為にエンジンオイルかけ流しシステムを自作してみました。
カムの山かけはこちら
ロッカーアームかけ流しは完成画像から見ると想像がつきやすいカスタム
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4602.jpg)
タペットカバーに穴を開けるので電動ドリル、ニップル、耐熱金属パテ、耐熱耐油ホースが必要になります。ブリーザーホースでも良いとは思いますがオイルクーラーに使うようなエンジンオイル用のホースがベストです。
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4498.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4511.jpg)
吸気側のタペットカバーに穴を開けます
私は中央に開けましたが、ロッカーアームに干渉しない場所が良いでしょう。
穴が開いたらニップルをはめて耐熱金属パテで固定します。
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4502.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4503.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4508.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4506.jpg)
単純にニップルで固定のままではエンジンオイルが漏れる可能性が高いです。
ゴムブッシュを間に挟むか、液体ガスケットで密着させましょう。
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4512.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4510.jpg)
あとはシリンダーヘッドのオイルチェック口ボルトをバンジョーボルトに交換して繋げれば完成です。
私の場合はボルト中央に穴を開けて自作しました
エンジンオイルチェック口に合うバンジョーボルトを買いに行くのが面倒なので自作してしまいました。一番の理由は貧乏ゆえです…
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4583.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4586.jpg)
垂直に穴を貫通させなければならいので少し難しい作業です。
まあ失敗しても他のボルトで作り直せば良いから安上がりです。
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4584.jpg)
![IM](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4587.jpg)
この自作穴開きボルトとニップルも耐熱金属パテで固定しました。しかし、タペットカバーのように裏側に貫通してるわけではありません。よってかなりしっかりと固定させなければなりませんん。
適当にくっつけて固めただけでは単気筒エンジンの振動に耐えられずに折れます。
折れれば当然エンジンオイルがドバドバと漏れ、気づかずにエンジンがかかったままだと焼き付くでしょう。
最後に違った角度からの完成画像です。
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4604.jpg)
![](https://cvtmotorcycle.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_4603.jpg)
オイルクーラーを付けたいけどオイルポンプから分岐させる作業が面倒な人などにはこのようなエンジンオイル分岐法を参考にして下さい。
ダブルでオイルクーラー設置して、別々の油温を計っても面白いですね。
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