原付スクーターのエンジンを冷却した温風で暖房システムを構築する方法

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2017/1/10 修正と追記

空冷原付スクーターはシリンダーを冷やす為にクランク回転動力を利用したファンを使っています。
そのエンジンを冷やしたエアで足元を温めようという改造ですが、使い方によっては冬場の温風効果は抜群です。

冬場の通勤等で寒いのが我慢できない人にお勧めは勿論のこと、温風を得られるという事は雨にうたれながら走るバイク乗りにとって大変ありがたい機能です。

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エンジン冷却後のエアはかなり暖かい

まずはプラ板(加工しやすければプラじゃなくてもいいです)をこのような形に加工して、洗濯機ホースに接続します。

接続はビニールテープでもよいのですが、ビニールテープは経年劣化が早いテープなのでアルミテープの使用をお勧めします。

この接続先は見える場所ではないのでいい加減な作りでも大丈夫です。

シグナスX系のスクーターは大体このような形で大丈夫。

形はそんなにこだわらなくてもOKなのですが、エンジンのエアシュラウドからエアを取るため、その形に合わせた寸歩が良いです。私の場合は、エアシュラウドカバーとの接続口を32mm×82mmで作りました。
後は適当にアロンαでくっつけて、ビニールテープかアルミテープでぐるぐる巻きでOK

車両への取り付けが面倒です。

バイクの下から覗き込みながら取り付けも可能でしょう。

私としてはエンジンと車体を分離して、走行中に外れないように確実な取り付けをお勧めします。

少々面倒な作業になりますが、ここを丁寧に行っておけば暖かい温風を好きな場所へ送れるので手を抜かないほうがよういでしょう。

赤丸の部分からエンジンを冷やした温風が出てきます。ここに先ほど作った洗濯機ホースを接続しましょう。

接続方法は取れなければ何でもよいです。ガチガチに固定したいのでアルミテープがお勧めです。

専用のパーツが存在しないカスタムは何でも自分で揃えて加工しなければなりません。

そのような部品はバイク用品店では販売していませんので必然的にホームセンターの取扱い品を頭に入れておきながらのカスタムになります。

エアシュラウドのつなぎ目をコーキングすれば大量の暖かいエアが取れます。

単純に接続するだけでも効果はあります。

もし面倒でなければエアシュラウドの隙間をコーキングするか、液体ガスケットで隙間を塞ぎましょう。

私としては液状ガスケットで隙間を埋めるとソコソコの量が必要になるので安いコーキング剤を使っています。

このようなコーキング剤はバイク屋さんでは売っていません、やはりホームセンターにいくしかないです。大量に使えて価格も安い(\500以下)からたっぷりと隙間を埋める事ができます。

ホースからダイレクトに温風を出すよりは何かフィルターをつけた方が良いです。

エアの流れは「外気」→「空冷ファン」→「エンジン冷却」→「車体の下部」といった汚れる箇所を通過します。

このシグナスXのようにエンジンカスタムを行っているスクーターはオイルの匂いや汚れがひどいのでフィルターを被せないと靴や服が汚れます。

仕上げにクスーター用ひざ掛けと組み合わせは最高に暖かいです。

私はブルーシートで膝掛けを作りました。

が、あまりにも貧乏な見た目… 結局はもう二度と使わないであろうベンチコートで代用することに。

一応スクーター用の膝掛けは体に巻きつけるエプロンタイプが販売されています。できればイタリアスクーターのように車体に取り付ける膝掛けが良く、足を乗せるステップが丸ごと被さるタイプが良いです。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

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