ハイパワーのエンジンでクラッチなどを改造していると、時々熱だれを起こします。
そこでシグナスXの駆動系カバーに穴を開けて直接エアが入り込むようにエアダクトをつけました。
この加工には電動ドリル、金属パテ、エルボ(水道管で使う部品)が必要になります。
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電動ドリルは安いもので十分、非バッテリータイプで確か3000円前後で買えます。
お金に余裕がある方は作業しやすいバッテリータイプのドリルがオススメ。
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電動ドリルをつかった加工は、基本的に後戻りできません。
最近はカスタムを施したバイクやスクーターも中古買取で査定が付くようになりましたが、ノーマル加工、それも電動ドリルで駆動系カバーを削ったものも対象と考えないほうが無難です。
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駆動系カバーに金属パテで取り付けたエルボなど、全てホームセンターで販売されているものを使って改造しております。
ホームセンターは自分でバイクを改造する人間にとって時間がいくらあっても足りない場所ですね!
駆動系カバーの加工方法
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駆動系カバーの何もない場所に穴を開けてもOK、私は面倒なので元からあった穴を拡大しました。
穴を開けたら金属パテでエルボを固定します。
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内側と外側の両方から金属パテで固定しますが、ツルツルした表面では剥がれやすいので、少し傷をつけてからパテを盛ったほうが剥がれにくくなります。
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このような作業は屋外で作業せずに、屋内でじっくり加工しましょう。
バイク駐輪場でこんな作業を他人に見られるとバイクを壊している、悪いことをしているようにしか見えませんし通報されたりします。
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走行中に外れないようにしっかりと固着させる事も大切です。
完成すれば見た目だけは凄そうなスクーターになります。
エアダクトをつける事によってクラッチの熱だれはなくなった?
エアダクト装着による効果ですが、クラッチの熱だれは「無くなったような気がする」程度の効果、最も効果的な方法は駆動系カバーを外しての走行ですが、何か巻き込む可能性があり危険なので非推奨。
エアダクトをより太くすれば更なる効果があるでしょう、または電動ファン装着による強制空冷エアダクトシステムの構築など。
走行風を取り込むエアダクト形式でのエア挿入は、機能よりも外観を重視しています。
構造は非常に単純ですが、洗濯機ホースを利用したその見た目は普通の原付にはあり得ないものです。
信号で横に並んだバイク、スクーターはこのエアダクトから目が離せません、わざとらしく駆動系に手をあてて調子を見る仕草なども効果的!
そう、つまりは目立ちたいのであればお勧めなカスタムです。
エア進入口の設置はエアダクトに記載しています。
エアダクトはこちらからどうぞ。
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