バイクやスクーターのカスタムはマフラーから交換する人が多いと思います。
やはりマフラーは重量感と存在感があり排気音も変わるのでメインカスタムになるからでしょう。そして一度マフラー交換さえ覚えてしまえば作業は簡単なので何度も外したり、他のマフラーを変えたりしてしまします。
エンジンカスタムを行ってる場合はマフラーを頻繁に外すので、ついつい取り扱いが雑になってしまいます。しかしマフラーのフランジとボルトの締め付けトルクを適当に行っていると後に大変な事になります。
この記事ではシグナスXのマフラー取り付けボルトが曲がってしまった内容を紹介します。
マフラーの交換方法はこちら
フランジがボルトにはまりにくくなり始めたら注意
マフラー取り付けでナットを緩く絞める分には走行中にナットが外れて排気漏れで済みます。これは予備のナットさえ用意しておけば直ぐに修理可能なので大したことではありません。
問題はナットを規定トルクより強く締め上げてしまった場合です。
フランジが歪み、ボルトが外側に曲がってしまうのです。例えばこんな状態…
両方のボルトが外を向いてしまっています。曲がったフランジの画像が無いのですが、フランジは水平から約5度ぐらいでしょうか、まあ完全に曲がっていました。 正確には私がトルクを無視して強く絞めていたので曲げたですね。
このような状態になるとマフラー装着が困難になるのでボルトを何とかしなければなりません。フランジはハンマーで叩いて水平に近づける以外に方法はないでしょう。
シリンダーヘッドを取り外すか、バイクを持ち上げるか…
スクーターやバイクを作業しやすい高さまで持ち上げるとなると、それはもうジャッキではなくリフトしかありません。そんな物は一般家庭にないのでバイク屋さんですね、当然工賃がかかります。
スクーターは車両の下に排気口があるので寝ながら作業するにも限界があります。スクーターを横に寝かせたとしても各種液体が漏れる可能性大ですからこれも無理。
しかも苦労してボルトを外そうとしても無理な場合や、最悪シリンダーヘッドを交換、または新たに一回り大きな系でボルト溝を作るといった修理作業があるかもしれません。
ここは思い切ってシリンダーヘッドを外すべきでしょう。
エンジンと車体の分離はこちら
シリンダーヘッド関連はこちら
ダブルナットで外せればラッキー
排気口のボルトは取れるタイプと取れないタイプがあります。取れないタイプの場合はハンマーで叩いて修理するか、見なかった事にするかです。
上記画像がボルトを外したシリンダーヘッドの排気口と新たに取り付けるスタッドボルトです。大抵のスタッドボルトはダブルナットで外せますから頑張りましょう。
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