スクーターのエンジンカスタムにおいて、カムを交換するにはロッカーアームを外さなければなりません。そのロッカーアームを外すためにはピンを抜かなければならないのですが、ロッカーアームピンを抜くにはスライディングハンマーが必要になります。
このスライディングハンマーは専用工具ですが構造は単純です。
しかし価格もそれなりにする工具なので個人で使うなら必要だけど購入したくない工具だと思います。
スタッドボルト、ナット、クラッチアウターの組み合わせてスライディングハンマーを作る
結論から先に、画像を見れば分かります。
この画像が全てを物語っています、部品があまっていなくとも誰でも作れます。
使用しているスタッドボルトはシグナスXのエンジンに使用されていたものです。
ロッカーアームピンのボルト径と合うので、たまたま使っているだけです。径が合わなければホームセンターで購入しましょう、一番安いもの(\500以下で買えます)で十分です。
スライディングハンマーの使い方はコチラを参照
正規品も単純な構造
自作スライディングハンマーとの違いはハンマー部です。私はクラッチアウターをハンマー代わりにしているだけで、スタットボルト径に合う重量のある物体ならなんでも良いですね。
こちらが正規品のスタッドボルトになります。
頻繁に使用する工具ではないので、当初は友人に借りて使っていました。
そしてある時にスタッドボルトをロッカーアームピンに付けてみたら径が合う… という流れで1分ぐらいで自作しました。
クラッチアウタースライディングハンマーは使いにくい
自分で作り方を紹介しておきながらなんですが、クラッチアウターは重量はあるものの、その大きさにより使いにくいです。
でも部品を組み合わせるだけでスライディングハンマーが出来るのですから、まさしく「必要だけど購入したくない工具」にはピッタリでしょう。
他にもその辺に余っている鉄の塊に電動ドリルで穴を開けてもハンマー部の作製は可能です。
それすら嫌な人はスタッドボルトにナットでステーを取り付けて使用する際にはステーをハンマーで叩くという方法もあります。
この方法は実際に私がやっていた方法で、自作スライディングハンマーが見つからない→クラッチアウターも見つからない→面倒だから作っちゃえ… という流れですね。
バイクやスクーターのエンジン関連を自分でやる人ならベランダや物置などに大きな収納BOXを設置して中に色んな物を放り込んでいるでしょうからコノ流れは分かっていただけるはず。
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