最近のインジェクションスクーターはダイヤフラムを使っていませんが、ちょっと前だとインジェクションなのにダイヤフラムを使っていた車種がありました。
CV系キャブレターの場合はダイヤフラムがついているので、
「ダイヤフラムって何?」
という人は一応気にしておくと良いです。
まあ吸気系が何かおかしい… となった場合に見落としがちな部品とういう事です。
ダイヤフラムはゴムなので劣化します
初心者の場合だとダイヤフラムといっても初耳な言葉でしょう。
というわけで部品の画像がこちら…
キャブレターを弄ったりしないと見る機会がないであろう部品です。
というかキャブレターのジェット類セッティング経験がある人でも見ない部品かもしれない…
しかしインジェクションでもダイヤフラムを採用しているスロットルボディもあるので、ダイヤフラムとはゴム質のこんな形と覚えておきましょう。
そしてゴムなの経年劣化します… とも案外言いきれないヤツなんです。
そんなダイヤフラムがある場所は、キャブレター上部の丸い蓋に中に入っています。
このキャブレター画像だと黒い丸の蓋内部、この中にダイヤフラムが入っています。
インジェクション車両はキャブレターではなく、スロットルボディの上部に大体似たような蓋があります。
(ただし最近のインジェクション車両はダイヤフラムを採用していない場合が殆ど)
穴が開いたり破れたりする
このダイヤフラムに変化が起きるとすれば、大体ゴムのどこかに穴が開いてしまい、その穴から負圧が漏れて調子が悪くなります(加速にバラつきが発生し、悪くなる感じ)
そのまま使用し続けることにより穴が拡大、または穴を起点としてゴムが破れたりします。
原付スクーターは大体単気筒なので悪くなる症状がすぐに体感できます。
これが4気筒バイクになってくると、ダイヤフラムの小さな穴ぐらいでは分かりにくいと思います。
一応ゴムなので経年劣化の方向で考えるのが普通… でもダイヤフラムが入っている場所を開け閉めして弄りたい人はダイヤフラムを工具などで傷つけないように注意しましょう。
ダイヤフラムはけっこう薄いゴムなので外してその辺に放置でなく大事に扱ったほうが良いと思います。
私もダイヤフラムを何回か破きましたが、何回も破くという事は雑な扱いという事です。
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