原付二種シグナス・BW’Sオイル交換時の茶こしフィルターボルトは慎重に!

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シグナスX、BW’Sのエンジンオイル交換はドレンボルトからエンジンオイルを抜くという事にななっているももののオイルフィルター部からエンジンオイルを抜く人が多いと思います。

オイルフィルター部からエンジンオイルを抜く理由は簡単でこちらのほうがクランクケース内部のエンジンオイルがきれいに抜けるような雰囲気にあるのと、エンジンオイル交換ついでにフィルター洗浄も一緒に行うからです。

これはシグナスX、BW’Sのオイルフィルターが一般的なオイルフィルターとは異なり茶こしのような形で永久的に再利用可能なものだからでしょう、以前からシグナスXのオイルフィルターは茶こしフィルターといったあだ名が付いているぐらいです。

この茶こフィルターの性能… 個人的にはフィルター機能の恩恵を感じる部品ではなく、クランクケース内エンジンオイルのスラッジが貯まる部分と考えています。

そして茶こしフィルターボルトを強く絞めすぎると大変な事になります。

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茶こしフィルターのボルトは特殊形状

車体を下からのぞき込めばエンジン部下に茶こしフィルターボルトが見えます。ここを外せばドレンボルトでなくともエンジンオイルが排出される仕組みになっています。

BW’Sの茶こしフィルターの画像を参考にどうぞ。

シグナスX系のメンテナンスを自分でやる人はここからエンジンオイルを抜く人が多いはずなので見慣れた形状のボルトになります。初心者や知らない人からすれば「なんじゃコレ?」でしょう。

この茶こしフィルターボルト直下に廃油ポイなどを設置してエンジンオイルを抜くとこうなります。

ボルト、フィルター、スプリングといった三点セットで構成されています。

オイル交換作業は上記画像のような状態が通常です。

茶こしフィルターボルトの破損

この茶こしフィルターボルトにトルクをかけすぎて絞めこむと破損する場合があります… というより私はやってしまった経験がありますしかも二回。それがこの破損部品画像

舐めてしまった状態ならまだ何とかなりますが、このようにもぎ取れてしまった場合は大変な事になります。

私はエンジンオイル交換の際、強く絞めすぎてしまった茶こしフィルターボルトを外す時に折れました。しかも運悪く廃油ポイを設置する前に…

急いで廃油ポイを設置しましたが、地面に垂れてしまったエンジンオイルの処理は大変な作業です。綺麗にふき取り、パーツクリーナーで徹底洗浄、中性洗剤とデッキブラシで掃除… 2時間コースの地面掃除です。

初心者はバイクレッカーを頼むほかない

このようなエンジンオイル無し状態になったからにはスクーターに乗る事ができません。

初心者や簡単メンテナンスぐらいをやる人は素直にバイクレッカーを頼みましょう。車体に残ってしまった茶こしフィルターボルトの除去は位置的にキツイ作業です。

私は一回目の破損時はバイクレッカーを頼みました。

電動ドリル、パイプレンチを持っているならチャレンジする価値あり

除去方法は色々ありますが、持っている工具の量と腕前で決まると思って下さい。

まずは落ち着いて茶こしフィルター部を冷やしましょう。冷やし方は何でも良いです金属の膨張を少しでも軽減させるためです。

冷えたらパイプレンチ等の大型工具で掴んで回してみます。私は大型パイプレンチを所有していなかったので持っていそうな友人に片っ端から連絡、一人だけ会社にパイプレンチがあるという事だったのでそれを借りてチャレンジ。

結果、茶こしフィルターボルトのフィンが全部折れただけという自体に… 写真画像が無いのが残念です。フィンが折れた茶こしフィルターの画像は撮影したはずなので、見つかったらブログに掲載します。

残された手段は茶こしフィルターボルトごと電動ドリルで削り取るほかありませんでした。

ただしこの作業、エンジンを車体から分離して行う作業なのでとても大変ですし、失敗すればエンジンオイルが漏れます。デブコン補修というよりクランクケースの買い直しです。

電動ドリルによる茶こしフィルターボルト除去法は、エンジン内部の削り加工経験者でないかぎりやらないほうが良いと思います。

このような状態になるのが怖い人は茶こしフィルターボルトからエンジンオイルを排出するのではなく、ドレンボルトから排出するようにしましょう。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

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