アクシスXにアマゾン中華屋根を装着!メリットとデメリットを詳しく解説

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アクシスZ,アマゾン中華屋根 AXIS-Z
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アクシスZ(2022年式 SEJ6J)にバイク用の屋根(ルーフ)を装着しました。

装着したバイク用屋根は、いわゆる「アマゾン中華屋根」とよばれるもので、バイク用のサンバーザーやユニバーサルルーフなんて呼ばれたりもしている見た目がダサくなる例のアレです。 

アマゾンで売られているこの手の中華屋根には色々なシリーズがあり、値段もバラバラ。

その中でも最も街でよく見かけるタイプがハンドルのミラーに専用ステーを共締めするタイプで、フードデリバリーバイクの配達員が装着しているのを見かけた人も多いはずです。

実際に装着してみると様々なメリットとデメリットがあり、雨天のみ装着するのがベストではないかといった結論に。

この手の中華屋根を検討している方は、そこそこバイクDIYができる方でないと難しいと思いますが、アクシスZへの装着は比較的簡単なほうだと思います。

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アマゾン中華屋根

そもそもアマゾンの中華屋根は、アマゾンで注文してから届くまでに一か月ぐらいかかるところが一つのポイントになります。

ですので梅雨時期や冬の雨に備えてアマゾン中華屋根を検討している方は決断をお早目に!

おそらく船便だと思われるアマゾン中華屋根、梱包は工事現場でよくみるガラ袋に包まれていました。

見た感じ傷はない梱包というか運送で、屋根の色は黒(屋根カラーには白と黒があるが基本的に選べないギャンブル注文が基本らしい)

取付用の金具とゴミのような工具、ミラー延長アダプターなどが入っていますが、取り付ける車両の状態により使わないものもあります。

一応、中国語の説明書付き。とはいってもこのようなアイテムを装着するにあたって説明書を見ながら…と考えている人は購入しないようが良いと思います。

基本的に現物合わせで取り付け、場合によってはステーやボルトをホームセンター等で購入してセッティングするといったイメージです。

とりあえずポン付けに近い状態で取り付けるとこんな感じに…

アマゾン中華屋根の装着により雨天走行が驚くほど快適になりました。

とはいってもポン付け状態では様々な問題があり、アマゾン中華屋根の購入・アクシスZへの装着を検討している方が知りたいことでしょう。

細かいセッティング

アマゾン中華屋根をアクシスZに取り付けるにあたっては、いくつかの細かいポイントがあります。これはアクシスZに限らず他のバイクでも共通することで、現車に合わせてセッティングするということ。

  • ミラーアダプターを使うかどうか
  • 取り外しできるようにするか
  • すでにスクリーン(風防)がついているかどうか
  • 現状のミラーをどのようにつけているか(クランプバーなど他パーツを共締めしているか)

上記のポイントを自分なりに考えてセッティングするのがアマゾン中華屋根のポイントです。

ノーマルアクシスZのミラー付け根は何でも付けれるような形になっていない

ノーマルアクシスZのミラー付け根は何でも付けれるような形になっていません。

この状態では中華屋根の重要パーツであるミラー共締めステーをとりすけることはできません。なのでまずはミラーの付け根をかさ上げする必要があります。

一般的にはミラーアダプターを使い高さを作る方法があります。

アクシスZは125ccにしては珍しいM8(8mm)、右は逆ネジになっているので別途右側も必要になります(ノーマルミラーを使う場合)

M8でいくなら取付ステーの加工は必要なし

アマゾン中華屋根の装着にあたって、ネットやアマゾンレビューでよくいわれているのがステーの穴がM8なのでM10に拡大加工しなければならないといったもの。

それでステップドリルを購入したのですが、アクシスZのミラー付け根(ハンドル直)はM8でした。なのでM10へ加工する必要はありません。

ただし、ミラーを社外品に変更してミラーアダプターM10を付けている場合はステーの穴を拡大加工するなど。

ステーの厚み

アマゾン中華屋根の肝であるステーは3mmほどの厚みがあり、かなり頑丈です。

なので共締めするといっても他になにか挟んでいるとボルトの長さが足りない場合があります。

今回の取り付けは、デイトナのショートスクリーンの上から付けてしまうセッティングなので、以下画像のようにステーを挟みこんでいます。

スクリーンの上からアマゾン中華屋根を被せて付けてしまう理由は雨天以外は外して走行するため。また駐輪場的にアマゾン中華屋根を取り付けたままでは停められない問題があるためです。

アマゾン中華屋根の購入検討で悩んでいる方は幅と高さにより駐輪の問題がある方も多いと思います。

撥水対策

アマゾン中華屋根ワイパーがないので、何らかの撥水対策をする必要があります。

そこで通常のガラコを塗ってみたところ、水滴はまとまるけど水が落ちる力が弱く、夜は対向車のライトで水滴がギラついて見えにくい…

車のフロントガラスのように傾斜がないので走行しても水滴が飛びません。

そこで樹脂にも使えるガラコブレイブを購入

ガラコブレイブにしたところ、通常のガラコよりは水滴が落ちるようになり、これなら実用できると判断しました。

この他、水滴がつかないミラーガラコを塗ってしまう方法もありますが、ミラーガラコは触れてしまうと効果が無くなるほど耐久性がありません。

なのでアマゾン中華屋根をつけっぱなしの人ならミラーガラコももありだと思います。

ダブルナット・蝶ナット・カラビナ

アマゾン中華屋根を簡単に取り外しできるようにするためにダブルナット・蝶ナット・カラビナを別途用意しました。

ダブルナットは取り外した時に、屋根支柱のM10ナット位置がずれないようにするため、取り外しでナットを落として紛失した時用です。

蝶ナットはアマゾン中華屋根に付属している補強ステーを外しやすいようにする為です。

中華屋根の取り外しを頻繁に行うと、どうしてもココの補強ステーナットの取り外しが面倒になります。またスクリーンに近い場所で工具を使うと、どうしてもスクリーンに工具を当ててしまい傷をつけてしまう可能性があるたたになります。

カラビナで取り外しをイージーに

後ろのU字型支柱はゴム紐で車体のどこかに結び付けるのがアマゾン中華屋根の基本的な取り付け方です。

しかしそれでは取り外しが面倒であり、ゴム紐は貧弱ですぐ切れそうなほど。なので付けているリヤボックスにカラビナをひっかけ、中華屋根のU字型支柱のカバーに穴をあけてカラビナをフックするようにしました。

U字型支柱の取り付け位置は高めにしておいたほうが屋根が垂れさがることがなくなり、屋根にヘルメットが当たる高さの調節にもなります。

※バイクへの積載高さは、地上から2メートル以内と法律で定められています

ゴムブッシュ

スクリーンと支柱をとめるボルトの間にゴムブッシュがないので、ダイソーのゴムを切って穴を開け、簡易的なゴムブッシュを作りました。

ゴムブッシュをかませることで走行時に支柱から聞こえてきたカタカタ音が無くなり、アマゾン中華屋根に安定感が増してきます。

スクリーンは透明樹脂なので、どうしてもネジを強く締めこむことができません(割れる可能性)

この辺が中華クオリティーといったところでしょうか、でもアマゾン中華屋根は3900円で買っているから文句はありませんよ!

ナックルガードをつけよう

アマゾン中華屋根のフロントスクリーンほとんど四角形です。そして構造上、取り付けるとどうしてもグリップ部が雨から防げないようになるだけでなく、スクリーンから立て来る水がブレーキレバーやグリップ部を直撃するようになっています。

冬場の雨ではハンドルカバーがびちゃびちゃになるという最悪の状態に…

これを防ぐにはナックルガード装着が最も確実なのですが、ミラー共締めで中華屋根ステーの他にクランプバーを挟んでいたりすると「もうこれ以上つけられない」となること間違いなしです。

こんな時は頑丈なステーを使いミラー共締め、穴数を増やすことで装備品を付けれるように工夫しましょう。

どうやってもナックルガードをつけれない場合は、フロントスクリーンにアクリル板でも取り付けて雨がグリップに垂れてこないようにするDIYなど。

少々セッティングが大変ですが、上画像のようにナックルガードを取り付ければ冬の雨でもハンドルカバーがびしょ濡れになりににくくなります。

燃費が1割~2割ぐらい悪くなる

アマゾン中華屋根を付けることにより、雨が体に直接あたることをしのげるだけでなく、大型すぎるスクリーンによる防風で体力が損なわれない、ヘルメットのシールド無しでも風が全く気にならない…など多くのメリットがあります。

しかしそれらの大きなメリットと引き換えに燃費が悪くなるデメリットがあります。

アマゾン中華屋根装着による燃費の悪化具合は1割~2割ぐらい、これは大型すぎるフロントスクリーンに傾斜がなく、風邪を前面で受け止める抵抗によるもの。

いつもと同じ感覚でアクセルを開けて時速50キロだと思ったら40キロといった感じです。

常に二人乗りぐらいの加速感

大型スクリーンによる風の抵抗はトルク感にも大きな影響を与えます。

体感だと常に二人乗りしているような加速感に近く、時速50キロ走行でタコメーターを付けなくても中華屋根無しと比べて音でエンジンの回転数が上がりまくってるのが分かるほど。

燃費もトルク悪くなるので、簡単に取り外せるようにして雨天だけ装着にしました。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

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