アクシスZのセカンダリードリブン系を交換、直溝トルクカムや後輪ゴリゴリ異音解消に台湾TFC

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AXIS-Z
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アクシスZ(2022年式 SEJ6J)のセカンダリードリブンを「への字」「直溝」の2wayでセッティングできる台湾カスタムパーツメーカーのTFC Factory AXIS Z Torgue Plateに変更しました。

このパーツはセッティング用のカスタムパーツですが、このパーツ類を全てヤマハ純正で注文すると結構な価格になるというもの、それがTFC Factory AXIS Z Torgue Plateなら15180円で買えてしまうという…

しかもオイルシールやベアリングが組み込み済なので経年劣化による補修用パーツとしてもアリじゃないかと思います。

そもそも台湾製のセカンダリードリブンを購入したきっかけが後輪からのゴリゴリ音&ジャリジャリ音で、こりゃベアリング逝ってるな…と思い、ヤマハのパーツリストでベアリングを注文しようとするもアクシスZはセカンダリードリブン系のベアリングを単品で注文できない、assy状態で高額!といった経緯になります。

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TFC AXIS Z アクシスZ JOG125 ジョグ セカンダリ ドリブンプーリー

ネット購入した「TFC AXIS Z アクシスZ JOG125 ジョグ セカンダリ ドリブンプーリー」、商品名はTFC AXIS Z セカンダリーシーブASSYとなっており、パッケージを見るとTFC Factory AXIS Z Torgue Plateになっています。

台湾メーカーの「零TFC 零四部品」ですが、シグナス系のカスタムパーツを多く発売する台湾メーカーとして名前は知っている存在でした。

ASSY内容と品質

安いからといっても駆動部パーツなので品質が気になる、ASSYといってもパーツが全て組み込まれているのか?この辺がどうしても気になるところでした。

実際に現物を手に取ってみると品必面は問題なさそう、気になっていたベアリング・ニードルベアリングの両方が組み込んである!

分からないけど見た感じ純正と同じベアリングではないだろうか…

そして裏側のニードルベアリングも純正と同じっぽい感じ。

見た目で品質は大丈夫そうな感じです。

あとは実際に使ってみた耐久性が気になるところなのですが、こんな紙切れが…

画像で翻訳すると3000キロ毎に注油ということ、でも付属のグリスをみると安物っぽい感じです。

「への字」「直溝」の2wayセッティング可能なトルクカム

TFC AXIS Z アクシスZ JOG125 ジョグ セカンダリ ドリブンプーリーは、トルクカムが「への字」「直溝」の両方でセッティングできる2way

スライダーを上に引きあげて中を確認すると2wayであることがわかります。

トルクカムは無段変速機の力量配分パーツで、再加速時や坂などで無段変速機を低速ギヤにさせたりといった役割があります。

アクシスZのノーマルは「への字」型なので、ノーマルと同じような加速感を求めるのであればTFCのトルクカムも「への字」で組めばOK

直溝を使うとキックダウン効果が増し、アクセルのレスポンシブがダイレクトな感じになるのが直溝の特徴です。

ノーマルと比較したセカンダリードリブンユニット

ノーマルのセカンダリードリブンユニットと比較すると、TFCはニードルベアリングがある背面側は溶接がむき出しになっています。

ノーマルのほうは溶接しているのか圧入しているのかバラさないと分からない感じ、多分中の方で溶接してあるんじゃないでしょうか、知らないけど。

表側には大きな違いはなく、ロゴがうっすら見えてる程度です。

精度はバッリチ、ポン付け可能、後輪の異音解消

車体に取り付けてみると、精度はバッチリ。

「TFC AXIS Z アクシスZ JOG125 ジョグ セカンダリ ドリブンプーリー」はアクシスZにポン付け可能なパーツであることが分かりました。

それでセカンダリードリブン系パーツを交換する理由となった後輪からのゴリゴリ音&ジャリジャリ音も解消。

アクシスZに乗っている方で手押し時に後輪からゴリゴリ・ジャリジャリの異音が聞こえる、またはアイドリング時に後輪方面からシャリシャリした金属音が聞こえる場合は、セカンダリードリブン系パーツを全て外して後輪タイヤを回してみましょう。

そこでゴリゴリ音&ジャリジャリ音が聞こえない場合はセカンダリーシーブ(セカンダリードリブンのベアリングが入っている側)のベアリング・ニードルベアリングのどちらか、または両方が逝かれていると判断できます。

ヤマハはベアリング単体で注文ができない

結局のところ、アクシスZの後輪異音はセカンダリーシーブのベアリングが逝かれているパターンが多いはずなので(スクーターあるあるです。)ベアリングのみを交換すれば問題は解決するはずです。

しかしヤマハのパーツサイトで部品を検索すると、ベアリング・ニードルベアリング単体のパーツはなく、セカンダリーシーブASSYでのパーツ扱いになっています。

PC版パーツカタログ | ヤマハ発動機
ご愛用製品のパーツカタログをご覧いただけます。

アクシスZ(2022年式 SEJ6J・LTS125-C AXIS Z・BJH1)の純正パーツリストでは、BKC-WE766-00 セカンダリフイクストシーブコンプリートとなり、価格が16,060円(税込)

ここにTFCと同じようにトルクカムやらオイルシールやらを加えると以下のような金額に…

  • BKC-E7670-00 セカンダリスライデイングシーブコンプリート 1 7,975円
  • 93104-37800 オイルシール 2 264円
  • 93210-42804 O-リング 2 110円
  • 18S-E7664-00 ピン,ガイド 3 143円

全てを合計すると24552円となり、「TFC Factory AXIS Z Torgue Plate」の15180円とかなりの価格差になるという…

このような状況を判断すると、純正品じゃないけどTFCのセカンダリードリブンユニットでいいや…となる気持ちが分かってくれたはずです。

ニードルベアリングがゴリゴリで後輪から異音

さらに後輪から異音の発生源を詳しくチェックすると、セカンダリーシーブの裏側から見えるニードルベアリングがゴリゴリになっていることが判明。

ここが完全に逝ってしまうとかなりヤバいことになるので危なかった!

ニードルベアリングは圧入パーツなので部品単体の交換は少々ハードルが高いものがあります。

それでもベアリングとニードルベアリングを単品で出してくれれば自分で整備できるユーザーなら安く補修&修理ができるのに…それでもバイク屋さんにこの二つのベアリング交換を依頼したら結構な工賃になるはずなので、ASSYにするのも分かりますけど。

どうしても安く済ませたい方は、ベアリング・ニードルベアリングを抜いてサイズを計り、モノタロウ等で探すしかありませんね。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

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