アクシスZのセカンダリードリブン系分解方法を解説

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アクシスZ駆動系のセカンダリードリブン系(クラッチ・セカンダリーフィックスシーブ)を分解する方法を解説します。

アクシスZは年式よって違いがあるにせよ、セカンダリードリブン系の構造は無段階変則機構(CVT)のスクーターにおいてほぼ同じになってるので、専用工具を用意すれば分解~組み立ての手順は同じになります。

まずは駆動系ケースを外しましょう。

アクシスZの駆動系ケース外し方は以下のリンクページを参考にどうぞ。

スクーターの駆動系は、ウィトローラー・ベルト・スライドピースが基本的な消耗品であり、次いでクラッチ(遠心クラッチユニット)やフィルターが消耗品、適度なグリスアップを施すことで寿命が長持ちします。

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アクシスZ駆動系のセカンダリードリブン系を分解する方法

セカンダリードリブン系を分解するにあたって必要になる特殊工具があります。

基本的にはセカンダリードリブンユニットが回転しないように固定すればよいだけなので自作工具でも可能ですが、購入する場合はユニバーサルホルダーがあると便利です。

ユニバーサルホルダーの使い方は簡単で、クラッチアウターの穴に差し込んて回転を固定するだけ。

スクーターのセカンダリードリブン系は概ねにたような構造でユニバーサールホルダーを引っかける穴が開いています。

もう一つの方法としてプーリーホルダーで固定する方法がありますが、クラッチアウターの固定にプーリーホルダーは少々使いにくいものがあります。

一般的なプーリーホルダーでは長さが足りないため、クラッチアウターを固定する場合はステー等で延長するしかありません。

これでは使いにくく、クラッチアウター表面にグリス等の油が飛び散って付いていて滑ってしまうこともあるので、ユニバーサルホルダーを使うことをオススメします。

しっかり固定できたらナットを外すだけ…ですが、ここのナットは24mm

簡易的な工具セットには入っていないサイズなので予め24mmソケットを用意しておきましょう。

24mmナットを外すとクラッチアウターが取れるようになり、セカンダリードリブンユニット一式を車体から引き抜くことが出来るようになります。

クラッチの取り外し

クラッチの取り外しには46mmのクラッチナットレンチ(ドリブンロックレンチ)が必要になります。

スクーターの駆動系カスタムやメンテナンスを行うには必須の専用工具ですが、日常的には46mmのナットを外すシーンはほぼないと思います。

クラッチナットレンチの使い方は、セカンダリードリブンユニットを両手で持って、クラッチナットレンチを地面にたたきつけてナットを緩める方法がひとつ、

もう一つはクラッチナットレンチをはめたセカンダリードリブンユニットを足で押さえつけ、クラッチナットレンチをハンマーでぶっ叩く方法があります。

46mmクラッチナットを外すと内蔵されているセンタースプリングによりクラッチが飛び出す危険性があるので、ナットが外れそうだな…と感じたら真上から見ないこと!顔面直撃したら大変なことになります。

ここまでくればクラッチとセンタースプリングの交換が可能になります。

セカンダリーシーブの分解

セカンダリーシーブ(セカンダリーフィックスシーブ)の分解は簡単で、スライダーを引き抜くだけ。

スライダーを引き抜くと中からべっちょりグリスにまみれたピンを引き抜けるようになります。

画像はシグナス系のもの

上の画像はシグナス系のカスタムセカンダリードリブンユニットのものですが、アクシスZの構造も全く同じです。

アクシスZは所謂「への字」と言われる溝タイプ。

三か所のピンを抜けばセカンダリーシーブを分離させることが可能になります。

再び組む場合は、各所へのグリスアップを忘れずに。

またベルトと接触する面や、クラッチシューとクラッチアウターが当たる面に油汚れが付着した場合はパーツクリーナーできれいにしましょう。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

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