ブレーキパッドの交換は初心者でも簡単に出来ますが、命に関わる部分ですから慎重に作業しましょう。
初めて交換する人はパーツクリーナーも用意します。これがないと汚れたブレーキキャリパーの清掃がとてもキツイです。
先ずはキャリパー本体を外します。ボルトを外すだけの簡単作業なのでだれでも出来ます。
簡単に取れますが、組み付ける際の締め付けトルクが不安な人はマジックで印をつけておくと便利です。
キャリパーが外れたら六角レンチでシャフトボルトを抜きしょう。
硬くて取れない場合はKURE556を吹いて暫く放置してから再度チャレンジです。
ちなみにブレーキ関連部品に潤滑剤を吹き付けるという事は、後で絶対に潤滑剤を除去する必要があるという事です。そういった意味でもパーツクリーナーは必須です。
シャフトボルトが外れればブレーキパッドが簡単に取れます。
古いブレーキパッドを挟むのがコツ
パーツクリーナーで掃除してから新品パッドを組み込みます。この時点で古いパッドを挟んでおくと車体への取り付けがとても楽です。
上の画像は一枚しか挟んでいませんが、二枚挟んだほうが更に楽です。
初心者はピストンが下がるのでなかなかはめにくいと思います。ピストンが下がってきたら指で押し戻しながらはめましょう。マイナスドライバーを突っ込んで広げるのも楽な方法です。
ただしマイナスドライバーなどでこじ開けると、新品のブレーキパッドを傷つける原因になります。まあブレーキパッドが傷ついたからといっても、どうせ磨り減る消耗品ですからあまり気にする必要はありません。
車体に取り付ける際は古いパッドを抜き取り素早くディスクに被せます。
ブレーキスプレッダーというピストンを押し戻す工具を使えば楽に作業できます。不安な人は買っても良い。 私は貧乏ですから指とドライバーでこじ開けてます。
ブレーキマスターのブレーキフルード量を確認
マスターにはフルード量の目盛りが付いています。
マスター内のブレーキフルードが減るという事は、それだけブレーキパッドが減っている事になる目安です。定期的にチェックしましょう。
例えばマスターのブレーキ液目盛りが凄く少ない状態で、さらにブレーキパッドが磨り減った状態でもブレーキが全く効かなくなるという事はありません。
ただしその場合はブレーキパッドのシューが無い状態でパッド本体の材質とブレーキディスクを挟み込む摩擦力でブレーキが利くという状況になるので、ブレーキディスクへのダメージが大きくなります。
このような限界まで使用してしまった場合は、走行時にシャリシャリといった異音が聞こえます。
走行時にこのシャリシャリ音を良く聞いて確認したい場合は、低速で壁際を走ると音が反射して良く聞こえます。
壁際走行による異音確認は他の気になる部分のチェックにもなるのでお勧めです。
ブレーキホースも交換したい方はこちらも一緒にどうぞ。
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