アクシスZに「デイトナDユニット」を装着してキーON連動のバッ直リレー電源を取る方法

本ページはプロモーションが含まれています

アクシスZ,Dユニット AXIS-Z
スポンサーリンク

アクシスZ(2022年式 SEJ6J)にメインキーONで連動するバッテリー直接からリレーを使った電源をとることができるデイトナのDユニットを装着しました。

デイトナDユニットは簡単な構造でバッテリーからの直接電源を一括・集中管理できる便利なカスタムパーツですが、アクシスZに取り付けるにはカウルをそこそこ剥がす必要があります。

またギボシ端子使ったり、配線をバッテリー位置からフロントカウル内まで引き込む作業があるので時間がかかります。

それでもDユニットを一回装着してしまえばドライブレコーダー、フォグライト、グリップヒーターなどの電源取り出しとしてとても便利なカスタムですよ~!

スポンサーリンク

Daytona D-UNIT(デイトナDユニット) 

Daytona D-UNIT(デイトナDユニット) とは、3系統のアクセサリー(ACC)電源を個別に取り出せるコンパクトなアクセサリー電源ユニットです。

メインキー連動で電源をON/OFFできる優れものもので、主電源をバッテリーから直接取ることで、純正電装機器への負担を減らしながら、高出力な電源供給が可能(ACC合計20A)

  • 最大4つのアクセサリーを個別に装着:CA/CB103ギボシ 3PORT・丸端子 1PORTの合計20Aまで出力可能。
  • 合計20Aの高出力:主電源をバッテリーから直接取ることにより、純正電装機器への負担を減らしながら、高出力を可能としています。
  • ヒューズによるアレンジ可能:内蔵の低背ブレードヒューズを交換することで、必要なアンペア数に設定することができます。※合計で20A以下の範囲
  • 商品構成:ユニット本体×1、低背ブレードヒューズ(7.5A)×1、低背ブレードヒューズ(5A)×2、低背ブレードヒューズ(2A)×1、両面テープ×1、結線コネクタ×1、結束バンド×2

Dユニットのフタを開けるとギボシ端子×3,丸端子×1分のヒューズが付いています。

メインキー連動で電源をON/OFF

メインキー連動で電源をON/OFFできる理由はリレーを使っているから。

リレーとは電気を流すことで、自動的にONとOFFを切り替えるもので、Dユニットの場合はバッテリーに直接つなぐプラス(赤線)とマイナス(黒線)と一緒に束ねてある細い赤線(ギボシ端子)に電気が流れることでDユニットが作動する仕組みになっています。

アクシスZの場合、フロントカウル内にDユニットを装着するならリレースイッチとなるギボシ端子の赤線をホーン電源から分岐した電気を使うのが確実な方法だと思います。

ただしDユニットのバッテリーへつなぐケーブルはあまり長くないので、別途1.5mほど延長する必要があります。

アクシスZでケーブルを延長せずに使う場合はシート下のメットイン収納に設置するしかなく、そうなるとハンドル付近に設置する電装系の配線を全てメットイン内にまで引き込む必要があります。

メットインに集中電源があると配線がいちいち面倒になるので、アクシスZの場合はDユニットをフロントカウル内に収めたほうが楽ということです。

各種端子、延長ケーブルが必要

DユニットをアクシスZに装着するにあたっては、他にもギボシ端子、平型端子、丸型端子、バッテリーとDユニットを接続するにあたって延長するコードが必要になります。

ギボシ端子はホーンから分岐させたプラス電源をDユニットに接続するために必要です。その他、アクシスZに装着する電装アイテムをDユニットに接続するのにも使います。

丸型端子は延長するコードをバッテリーに接続するのに必要です。クワ型端子でもOK

平型端子はホーンからの電源を分配するコードの作成に必要になります。

この他、ダブルコードが最低でも1.5m分必要で、各種端子を圧着するにあたって電工ペンチが必要です。

アクシスZの外装を外して配線を引き込む

最初に行うのがバッテリーにDユニット接続のための延長コードを取り付ける作業です。

バッテリーへのアクセスはシート&メットインを外すだけ、やり方はアクシスZにモバイルジャンプスターターを装備、出先のバッテリー上がりに対応する方法で詳しく解説しています。

バッテリーにアクセスできたら、丸型端子を付けたダブルコードをとりつけます。

バッテリーのネジを外して共締めするだけの簡単作業、プラス(赤)にダブルコードの赤線、マイナス(黒)にダブルコードの黒線を接続しましょう。

次にエンジン(シリンダーヘッド)をカバーしている樹脂カウルを外します。

樹脂カウルのネジはトルクスネジなので、トルクスビットが必要。フロントカウルも一部トルクスネジが使われています。

※エンジン(シリンダーヘッド)をカバーしている樹脂カウルは外さなくても作業できますが、バッテリーからの延長コードの配線がやりにくいです。

この時点でバッテリーからの延長コードを通すルートを何となくイメージしておきましょう。

次にフロントカウルを外します。

フロントカウルの外し方はアクシスZのポジションをLEDに交換する方法で詳しく解説しています。

フロントカウルを外すことに成功したら、バッテリーからの延長コードを通すために足を置くステップの横にある樹脂カウルを外します。

まずは下画像の甘丸部をチェック。

赤丸部の隙間にネジが一本あるので、それをプラスドライバーで外しましょう。

次に二人乗りで使うリアステップ下にあるストッパーを引き抜きます。

下画像の赤丸部がストッパーの位置。

ここまでできたら樹脂カウルを外側にグイっと引っ張ることで、車体の内側にバッテリーからの延長ケーブルを楽に通すことが可能になります。

アクシスZへのDユニット装着は、一連のカウル外しが最も時間がかかる作業です。

延長ケーブルとDユニットは端子で接続できるようにしておくことで取り回しが楽になります。

ホーンから電源を分岐

リレーのスイッチとなる電源はホーンから分岐させた電源を使う方法が確実だと思います。

エレクロトタップで電源を分岐させるのが最も楽ですが、電気系トラブルの元になると嫌なので平型端子を使って分岐ケーブルを作りましょう。

アクシスZ,2022年式 SEJ6J,電源分岐,ハーネス,自作

平型端子を使う理由はホーンの接続端子が平型だからです。

次にホーンの右側(正面から見て)の平型端子コードを抜き、そこに作成した分岐ケーブルを間にかまします。

このホーンから分岐させた電源がDユニットのリレーを作動させる電源になります。

ホーンはメインキーをONにした時のみ通電するのでDユニットもメインキーON時のみ作動する仕組みです。なのでバッテリーから直接電源をとってもメインキーONでない限り通電しません。

これでバッ直電源でフォグライトやドラレコなどを装着しても、電源入りっぱなしになることはありません。

ここまでがDユニットを取り付ける前の下準備のような流れです。

Dユニットを接続

ホーンから分岐した電源コードと、Dユニットのリレー電源コードを接続します。

次にバッテリーから延長した電源コードとDユニットの電源コードを接続、これでメインキーONで通電するバッ直リレー電源取り出しが完成!

念のため、Dユニットから出ている使わない電源コードにビニールテープを付けて絶縁しておきましょう。

電圧は13.9V~14.2V

Dユニットを装着した後のバッ直電圧を見ると、13.9V~14.2Vの範囲で安定しています。

ここにUSB電源を付けて巻き付け型のグリップヒーターを付けても問題なく作動、それで電圧は14Vを維持している状態。

さらにスマホを充電しても13.9V~14Vで使えるのでとても便利!もっと早くやればよかったと思うところですが、チャレンジする方はカウル外しが面倒すぎる作業ということを覚えておきましょう。

Dユニットの装着は難しそう、ハードルが高い!と思う方は、ホーンからの電源のみでアクセサリーを使えるようにする方法をどうぞ。

この記事を書いたひと
市具 成夫

原付二種ライダーの市具 成夫(シグ夫)です。
貧乏なのでバイクショップにメンテナンスやカスタムの依頼をする事はほとんどありません。
貧乏人ならではのカスタム術やメンテナンスから次世代電動モビリティなどの情報を発信しています。

市具 成夫をフォローする
AXIS-ZElectrical equipment
スポンサーリンク
シェアする

コメント