2026年PCX(8BJ-JK05)の駆動系消耗品3点セット(ウエイトローラー・ドライブベルト・スライドピース)を交換しました。
品番はウェイトローラーが22123-K1Y-J10、ドライブベルトが23100-K1Z-J11、スライドピースが22011-K1N-V01になり、全てアマゾンで購入。
購入前に注意したいのがウェイトローラーの重さ。純正は18.5g×6個ですが、PCXのJK05ならなんでも同じだろうと思って適当に購入したら20gでPCX160cc用のウェイトローラーという…20×6個でも動きますが、乗り味は大きく変わります。

2026年PCX(8BJ-JK05)の駆動系消耗品3点セットの交換作業は、初心者なら2時間は欲しいところ。経験者ならパーツの掃除も兼ねて1時間以内だと思います。
今回交換した時点の走行距離は16000キロで、消耗したパーツを見ると2万キロ毎で良さそうな感じもします。ただしウェイトローラーの削れ具合をみると15000キロ毎に交換したほうがよい感じ。
2026年PCX(8BJ-JK05)駆動系
2026年PCX(8BJ-JK05)の駆動系をばらすにあたって、一応一般的なスクーター用工具でいけますがプーリーをロックするY字のユニバーサルホルダーはピン径の大きさに注意が必要です(8BJ-JK05はプーリーの穴が小さい)
ピン径が合わない場合はピンを外し、径が合う硬いボルト等に差し替えて対応しましょう。
またベルトを交換する場合はドリブン側も外す必要があり、しかもドリブン側のナットは普通の19mmでもイケるっちゃいけますがナメるのが怖い方はディープソケットがあれば安心です。

駆動系のカバーを外す
最初に駆動系のカバーを外しますが、ここでイキナリ面倒なポイントがあるという…
というのも、ケーブルが白いピンで黒い樹脂カバーに固定されているので最初にこれを外す必要があります(これが硬くてなかなか取れない)
ケーブルのピンさえ外してしまえばボルトを外して黒い樹脂カバーをサクッと外せる仕様です。

このままだと作業しにくいので、黒い樹脂カバーとコードを分離しておきましょう。
駆動系ケースカバーは数カ所のボルト(8mm)を外すだけ、ボルトの長さに違いがあるので覚えておきましょう。といってもハマる場所にしかハマらない長さなので難しくはありません。
駆動系ケースカバーが外れない場合はプラハンマーで軽く叩けばOK、私はいつも足で蹴っ飛ばし打撃をソフトに与えて外しています。

駆動系ケースカバーを外すとスクーターらしいCVT機構がお目見えします。
簡単に説明すると、車体前側の羽が付いた円盤が一般的にプーリーと呼ばれる機構、タイヤ側の円盤がドリブン側(セカンダリードリブン、セカンダリーフィックス)と呼ばれている機構、この二つの機構に動力を伝える役割がベルトというわけです。

駆動系の機構が詰まった箇所を一般的に駆動系ケースと呼びますが、駆動系ケースはエンジンの腰下(クランク)と一体構造になっているもの。
そして駆動系ケースの中が汚れているのはベルトの削れカスやウェイトローラーの削れカス、乾式の遠心クラッチの削れになり、掃除しなくても問題はありませんが汚れが溜まり続けるのがスクーターの宿命でもあります。
プーリーを外す
ここから初心者にとって難易度が上がる作業です。注意してほしいのは絶対にボルトをナメないこと!どうしても外せない場合は諦めてバイク屋に持っていきましょう。バイク屋ならインパクトでガガガっと簡単に外せるはずです。
では最初にプーリー側から外していきます。
下画像のようにY字のユニバーサルホルダーでプーリーをロックし、ボルトを外してプーリーフェイス(プーリーの表側)を外します。


初心者は外したパーツの順番と向き通りにプーリーフェイスを置きましょう。
この状態にまでなればベルトをずらしてプーリーを引き抜くだけ。


真ん中の金属筒はプーリーボスと呼ばれるもので、スポっと抜けてしまいます。
このプーリーボスも重要な部品、しかも2026年PCX(8BJ-JK05)は向きがあるので初心者はいきなりプーリーボスを抜かないように!
ウエイトローラー、スライドピース
プーリーをひっくり返した裏側についているのがランププレート、そしてランププレートについてる3つの黒いパーツがスライドピースで、これが回転ににより摩耗する消耗品です。

ランププレートを外すと、ついにウエイトローラーとご対面です。

この時によく見て欲しいのがウエイトローラーの向きとプーリーボスの印。
ウエイトローラーは正面から見て右側が金属、プーリーポスは内側に3本の線が入っています。


ここさえしっかり覚えておけば、部品を外して清掃するのも安心です。
ウエイトローラーを外したプーリーをひっくり返してコンコンと叩くと黒い粉が大量に落ちてきます。

この黒い粉カスが削れたウエイトローラーの粉カスということ。
プーリー側にもビッシリついているはずなので、ブラシでゴシゴシしながら出来るだけ綺麗にしましょう。
削れカスそのままで新しいウエイトローラーを組んで走ると、削れカスが研磨剤的に作用して新品の削れが早くなるという…
なので本当は5000キロ毎ぐらいでウエイトローラーを外してプーリー清掃したほうが良いのだけど面倒だからやらないよね、15000キロ毎に新品に変えちゃえばいいよねって感じですね。
ベルト・ドリブン側
次にドリブン側の機構(クラッチやセンタースプリング)を外していきます。
2026年PCX(8BJ-JK05)の面倒なところは、ドリブン側も外さないとベルト交換ができないところでしょうか、ドリブンを力技で広げて隙間からベルトをグイっと外すようなことが出来ません。

ドリブン側にY字ユニバーサールをかける穴があるパーツはクラッチアウターと呼ばれる超硬いパーツ。
クラッチアウターと内部のクラッチが遠心力により広がることでクラッチミート(クラッチが繋がり後輪が回る)するのがCVTスクーターの一般的な構造です。
ここで19mmのソケットを使うのですが、シャフトが長いのでディープソケットがあると楽ということです。シャフトが長い理由は駆動系ケースカバーの内側にあるベアリングにハマるからというわけです。

組む場合は、このベアリングにシャフトがハマることを意識しながら組みましょう。強引にやったりしてベアリングを壊したまま走行すると重大な故障に繋がる可能性があります。
ドリブン側が外れればベルトはすんなり外れます。


ベルトには向きがあり、純正ベルトにある文字が読めるほうが手前側になります。メーカーによっては回転方向に矢印が付いてる場合もあります。
16000キロ走行したベルトを見るとまだ使える感じ。なので捨てるのではなく万が一の予備として取っておくと安心ですね、私の場合は駆動系の分解できる工具一式とベルト予備を常に車載しています。
後は元にもどして終了ですが、AIに聞いてみるとプーリー側もドリブン側も54nで良さそうな感じ。サービスマニュアル持ってないので分かりませんが、54nは一般的な駆動系締め付けトルクなのでコレでよしとしました。
ウエイトローラー20.0g×6個のフィーリング
間違えて購入したPCX160用と思われるウエイトローラー20.0g×6個を付けてみました。

ゼロ発進からの加速はマッタリというかモッサリ、時速40キロ前後から加速原則のフィーリングが良くなり、高速域は扱いやすいと思います(あれ?もう時速60キロ?みたいな)
ウエイトローラーを重くするのだから当然のセッティングと言えますが、やはり重い、これは160用であり低速域のパワーが足りない、ストップ&ゴーだらけの都心部街乗りには不向きです。
逆に信号が少ない田舎道がメイン使用の方は20g×6個でもそんなにストレスないと思います。またPCX125の加速感が怖かったり疲れる人、ノーマルでもエンジン音がうるさくて嫌な人にもアリと思います。
最後にPCX JK05の駆動系交換について参考になる動画を載せておきます。


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